【ニュース】ANA B787追加発注
本日2月25日ANAはB787の追加発注を発表した。20機のB787を発注した。内訳はB787-9を9機(確定4機、オプション5機)、B787-10を11機(確定11機)。
ボーイング787型機2機種、計20機の発注を決定|プレスリリース|ANAグループ企業情報
B787-9は国際線の成長原資として2024年度から2025年度にかけて、B787-10は国内線用機材として運用しているB777の後継機として導入する。昨年より導入されている3機のB787-10は当初は国内線のB777-300を置き換える予定であったが国際線に導入した。今回導入する予定の11機のB787-10は2022年度から2024年度にかけて納入される。今回導入されるものを持って国内線にいるB777-300は完全退役となり、2000年代に納入された初期機のB777-200やB777-200ERも退役させていく見通し。B777に関してはANAはB787-10で国内線機材の刷新を図る中、JALはA350を納入していくものであるが、どちらの会社も古いB767に変わる機材を発注していないのは気になるところです。
今回納入される予定のB787-9、B787-10は今までANAが発注してきたB787と異なる点があり、エンジンがロールスロイス製のTrent1000からジェネラルエレクトリック製のGEnxを装備するものに変更となっている。ロールスロイスのTrent1000はタービンブレード問題が発生しており遂に嫌気がさしたかのようにも思えるGE製エンジンの選択。B787はエンジンの付け替えも対応しているので今後、すべてのB787をGE製に変えるという選択肢もあるのかもしれない。同じ機種なのに2種のエンジンはコスト面と整備面から見ても非効率であると思うので。今後に注目していきたいですね。
この発注によってANAはB787の発注機数で100機を超えることとなる。さすがB787が大好きでローンチカスタマーとして名を馳せたANA!今後もB787の発注はどこまで伸びるのか?気になります!