787とともに…

航空好きの私が趣味で撮影した写真や航空業界のニュースについて様々考察していきたいと思っています!航空好きの皆さんと楽しめるようなブログを作っていきたいです!

羽田空港の2020年新規路線

さあ、今年は羽田空港の新規発着枠配分で大きく変わる2020年!

羽田空港は2020年3月29日より50枠の国際線新規発着枠の配分が行われます。

(1)oneworld

日本航空

アメリカ6路線、中国2路線、オーストラリア、ロシア、インド、フィンランドをそれぞれ1路線ずつを開設。JALB787-9がたくさん羽田発着で用いられるけど夜発ばかり…、撮影は厳しいかな?着陸は撮れそうですがね。路線的にはANAが新規路線もあるのに対してJALは慎重派で成田でも運行している都市に就航する形であるのも特徴の一つ。

アメリカ線

ホノルル×2(成田から移管)

JL74 HND21:00→HNL9:20

JL72 HND21:55→HNL10:15

JL73 HNL12:05→HND15:50(+1)

JL71 HNL15:45→HND19:30(+1)

機材:B787-9

ニューヨーク(JFK)(成田から移管)

JL4 HND18:30→JFK18:25

JL3 JFK1:30→HND4:45(+1)

機材:B777-300ER

シカゴ(成田から移管)

JL10 HND11:45→ORD9:30

JL9 ORD12:25→HND15:35(+1)

機材:B777-300ER

※成田からの便は2021年2月14日まで運休

ダラス(成田から移管)

JL12 HND10:55→DFW8:25

JL11 DFW10:55→HND14:20(+1)

機材:B777-300ER

ロサンゼルス

JL16 HND17:00→LAX10:50

JL15 LAX13:45→HND17:20(+1)

ホノルル線が復活します!ANAが昨年成田から空飛ぶサンパチくんことA380を就航させ好評なことからJALは羽田路線で攻める方針。ニューヨークは増便、シカゴはANAが運行中で、ユナイテッドが新規開設し3社での競争が激化し、ダラスは同じoneworldのメンバーであるアメリカン航空の本拠地で乗り継ぎの利用を見込め、アメリカン航空を利用した南米への乗り継ぎ、アメリカ国内線への乗り継ぎもでき、発着数の7割がアメリカン航空が占めるという驚きの空港!ロサンゼルスはANAデルタ航空アメリカン航空が運行中でこちらもアメリカン航空拠点空港で南米への乗り継ぎもしやすく他社よりも中南米路線が強いアメリカン航空と同じアライアンスであるJALは競争でも有利かと。今まではアメリカ線が2路線(ニューヨーク、サンフランシスコ)しかなかったJALの羽田発着路線大きく増便され利便性が大きく向上すること間違いなしですね。午前到着が多く、到着当日から現地を楽しむことができるダイヤで魅力的です。

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②アジア

中国・大連

JL23 HND9:25→DLC11:40

JL24 DLC13:05→HND17:00

機材:B787-8

中国・上海(浦東)

JL89 HND17:15→PVG19:35

JL80 PVG9:00→HND13:05

機材:B787-8

インド・デリー(成田から移管)

JL39 HND10:55→DEL17:00

JL30 DEL19:30→HND6:55(+1)

機材:B787-9

全てB787での運行で大連は成田とほぼ同じダイヤ、上海は虹橋と合わせて3往復化。浦東は午前発の便と午後発の便が選択できるようになりそれぞれに合わせて利用できるように。インドデリーへは延長型の-9ほぼ成田発着と同じダイヤのままだが、デリー発は1時間ほど早くなる。昼間にJALB787-9を撮れるので南風運用時に離陸を狙いたいやつ。

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③豪州

シドニー(成田から移管)

JL51 HND19:20→SYD7:10(+1)

JL52 SYD9:15→HND17:05

機材:B787-9

オーストラリアへは同じoneworldメンバーであるカンタス航空がジャンボで運行しているシドニーに就航。未だにコードシェアをしないQF25/26とのコードシェアはあるのか?そこが気になりますね。機材はB787-9であるが9月以降はB777-300ERを投入すると!B777-300ERの投入によってファーストクラスが設定される。ANAや QANTASにはファーストがないので差別化するつもりなのでしょう。近年行き来が盛んなオーストラリア大型化で需要取り込みを図る。

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④欧州

フィンランドヘルシンキ(成田から移管)

JL47 HND10:50→HEL15:00

JL48 HEL17:25→HND8:55

機材:B787-9

ロシア・モスクワ(シェレメチェボ)(成田から移管)

JL49 HND10:45→SVO14:55

JL40 SVO 16:35→HND7:55(+1)

機材:B787-8

フィンランドヘルシンキ、ロシアのモスクワともに成田ダイヤをほぼそのまま羽田に移管。ヘルシンキ、モスクワともに午前発なので撮影はしやすそうです。モスクワはアエロフロートロシアが就航しているシェレメチェボに就航する。アエロフロートロシアとJALは夏ダイヤ中にコードシェアを始めることが決定しており成田ではモスクワ・ドモジェドボに発着していたのを羽田移管で切り替える。ドモジェドボにはANAが就航予定。

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アメリカン航空

アメリカン航空は現在はロサンゼルス線をB787-8で運行しているがここにダラス線を新規開設、ロサンゼルス線を増便という形を取る。

成田路線は維持する。

ダラス

AA176 HND18:15→DFW16:20

AA175 DFW12:20→HND15:55(+1)

機材:B787-9

ロサンゼルス

AA170 HND11:55→LAX6:10

AA169 LAX0:55→HND4:55(+1)

機材:B777-300ER

ダラス線はJAL便は午前発なのに対して、AA便は夕方の出発とコードシェアを通じて選択ができる。またダラス到着も16:20と夕方なので当日アメリカ国内線への乗り継ぎが可能、地方の小さい都市まで網羅しており羽田で荷物を預けてしまえば到着地で受け取るだけで行けるのはものすごく便利。ロサンゼルスは現在運行しているのが羽田夕方発なのでこちらは午前発、ロサンゼルス発の時間がとても良いと感じた。深夜発で羽田早朝着ととても使いやすいと思います。

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カンタス航空

カンタス航空メルボルン線を成田から移管し新設。

QF80 HND21:30→MEL9:00(+1)

QF79 MEL10:30→HND20:00

機材A330-300

カンタスメルボルン線を新設となりました。メルボルンはオーストラリアビクトリア州の州都で世界で最も暮らしやすい街にも選ばれたこともある都市で、留学生も多いのが特徴。歴史的な建物や文化があり、シドニーとはまた違った一面を見ることができ観光需要も多い路線で人気路線となること間違いなしでしょう。シドニー線に投入しているB747-400ERの引退のため、増便申請をしていたがそれは予想外にのVirgin Australiaが発着枠を申請したために通らず。A380の投入を要請しているが、これは未だ結論出ず。カンタス航空から正式に延命の発表が今のところアナウンスされておらず、2020年内引退とされていたが、B747-400ERは延命すると私は考えてます。カンタスもシェアを奪われたくないでしょうからね…。

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フィンエアー

フィンエアーヘルシンキ線を成田から移管し新設。

AY62 HND1:35→HEL5:30

AY61 HEL0:50→HND16:15

機材:A350-900

フィンエアーは成田(2往復)、新千歳、関空、中部からヘルシンキ線を運行中。成田発の午後発の便を深夜発に変更した上で移管する。成田では出来なかった深夜発のヘルシンキ行き深夜発は近年人気が上昇中でヘルシンキからヨーロッパ各地へ乗り継ぎがしやすいのもこの便の魅力の一つとなることでしょう。

ブリティッシュエアウェイズ

ブリティッシュエアウェイズは配分されたが使われていないイギリス側の発着枠を用いて成田=ロンドン線を羽田へ移管する。

BA6 HND13:15→LHR17:25

BA5 LHR13:55→HND10:55(+1)

機材:B787-9

オリンピック期間はB777-300ERを投入を予定しているのでこちらは羽田移管はBritish Airways の予約サイトを調べたところA350-1000が投入される予定となっていた。(2020年2月調べ)最近導入されたB787-10も日本路線に投入されるのかこれも注目です。発注機数は12機で2月からロンドン=アトランタ線に投入する。

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S7航空

S7航空ウラジオストク線を開設

S76290 HND13:35→VVO16:45

S76289 VVO10:35→HND11:55

機材:A320-200neo

JALANAも2月から運行を始める日本から最も近いヨーロッパとして注目をされているウラジオストクに羽田からS7航空が運行を開始します。いきなり日本便が増えるウラジオストクにどれくらいの需要があるのか私は未だに未知数であると思うのだが…

(2)STAR ALLIANCE

ANA

ANAアメリカ6路線、中国2路線、オーストラリア、ロシア、インド、トルコ、スカンディナビア、イタリアに1路線ずつ開設いたします。3それとベトナム線の改編が入ります。ANAは新規路線も多くありとても楽しみですね!

アメリカ線

サンフランシスコ

NH108 HND22:55→SFO16:25

NH107 SFO1:45→HND5:00(+1)

機材:B777-300ER

※当初週3便(羽田発火金日/サンフランシスコ発月水土)5月25日からはデイリー運行。

サンノゼ(成田から移管)

NH120 HND17:05→SJC10:30

NH119 SJC12:20→HND15:20(+1)

機材:B787-8

シアトル(成田から移管)

NH114 HND21:00→SEA14:10

NH113 SEA16:40→HND19:00(+1)

機材:B787-8

ヒューストン(成田から移管)

NH114 HND10:20→IAH8:40

NH113 IAH13:10→17:00(+1)

機材:B777-300ER

ワシントンD.C.(成田から移管)

NH102 HND10:55→IAD10:35

NH101 IAD13:10→HND16:15(+1)

機材:B777-300ER

ロサンゼルス(成田から移管)

NH126 HND21:05→LAX15:05

NH125 LAX17:05→HND21:15(+1)

機材:B777-300ER

アメリカ路線に関しては成田単独で運行しているものを全て羽田に移管しニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ホノルルのみ羽田、成田両空港発着となり、成田のみの路線は無くなります。サンフランシスコ線は成田線を維持しつつ羽田線を運行して増便。機材不足、乗務員不足のためかまずは週3便での運行開始。サンノゼは時刻変更せずにほぼそのまま羽田に移管。シアトルは3時間ほどどちらも出発を遅らせて乗り継ぎしやすい時間帯に変更。ヒューストンは時間をほとんど変更せずに羽田へ移管。ワシントンD.C.もほぼ同じ時間での運行。ロサンゼルス線は夕方4時発のNH176便を夜発に変更し、ロサンゼルスの出発が午前発から夕方発に変更された。日米路線は最も多い便を運行し単独路線としてサンノゼ、ヒューストンの2路線を抱えることなるANAに期待です。

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②アジア路線

中国・青島

NH949 HND9:55→TAO12:30

NH950 TAO13:30→HND17:35

機材:B787-8

中国・深圳

NH965 HND9:55→SZX12:30

NH966 SZX13:30→HND17:35

機材:B787-8

ベトナムホーチミン

NH891 HND18:00→SGN22:35

NH892 SGN0:25→HND8:25

機材:B787-9

ハノイ線を成田へ、ホーチミン線を羽田へ交換。

インド・デリー

NH837 HND10:10→DEL16:25

NH838 DEL18:30→HND5:55(+1)

機材:B787-9

中国線は青島、深圳に就航するが、成田発着の青島線は機材を小型化して継続。深圳は日本の航空会社では初就航となる。深圳線の就航の陰で香港線はデモが長引いているためと見られるが深夜発の羽田発便NH821/NH822便を運休する。これはとても使いやすかっただけに残念。ベトナム線はコードシェアを行うベトナム航空が羽田=ハノイ線を運行しているために利便性向上のためANAが成田発で2便運行していたホーチミン線を1つ羽田に移管した。成田発のNH831/NH832は運休となる。今まで疑問だったこのダイヤがようやく改善された。インドデリー線は出発時間を東京発を夕方から午前に、デリー発を深夜から夕方に変更して運行し機材はB787-8からB787-9に大型化。JALは午前発であるため差別化した形だが、デリー発が同じ時間なのは昼間発着枠が0.5枠、深夜枠が0.5枠のためである。

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③豪州

現在シドニー線を1日1便運行しているANAだが、1日2便態勢となり輸送力が2倍になる。

NH889 HND8:50→SYD20:15

NH890 SYD12:55→HND20:30

機材:B787-9

シドニー増便となった豪州分。成田=パース線は機材をB787-8からB787-9に大型化することからも分かる通り往来が活発となっていることが見受けられるオーストラリア。シドニー線は現在はカンタス航空とほぼ同じ時刻である羽田22:20発、シドニー21:30発となっている。今回の増便分では羽田午前発で、新設するJALとQANTSとは全く異なる時刻で利用選択肢が増えるのでとても嬉しいです。シドニーは正午ごろの出発となり、シドニーでの機材運用の効率化が図られている。

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④欧州

欧州は新規路線の目白押し!4都市に就航。内訳はイタリア・ミラノ、スウェーデンストックホルム、トルコ・イスタンブール、ロシア・モスクワ。

イタリア・ミラノ

NH207 HND0:55→MXP6:20

NH208 MXP12:10→HND7:00

機材:B787-9

※4月20日から運行開始、当初は週3便(月木土)、7月10日からデイリー運行。

スウェーデンストックホルム

NH221 HND9:40→ARN13:00

NH222 ARN14:20→HND7:10(+1)

機材:B787-8

※6月6日から運行開始、当初は週3便(月木土)、7月20日からデイリー運行。

ロシア・モスクワ(ドモジェドボ)

NH213 HND8:40→DME13:10

NH214 DME15:05→HND7:10(+1)

機材:B767-300ER

※7月1日からデイリー運行。

トルコ・イスタンブール

NH219 HND8:35→ISL14:15

NH220 ISL16:50→HND7:10(+1)

機材:B787-8

※7月6日からデイリー運行。

欧州路線は競合しないものや、初就航となる路線が多いため路線準備ができ次第就航する。機材は基本的にB787が担当するが、機材不足からなのかモスクワ線だけB767-300ER。長距離で活躍もしていたB767-300ERだが、近年は座席の仕様を考えるとANAB767-300ERはアジアなどの短距離向けになっているためあの座席で長距離と考えるとゾッとします。他社にB787-8を投入するJALB777-300ERを投入するアエロフロートがいるのだが大丈夫か?と少し心配ですね…。日本人からも絶大な支持を集める観光地のイタリア、ノーベル賞の受賞式も行われシンプルで実用的なデザインの家具や雑貨で魅力的な北欧のストックホルム、アジアとヨーロッパの文化が混ざり、アフリカやその他のヨーロッパ、中東各地への乗り継ぎに便利なイスタンブールとどれも魅力的です!

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ユナイテッド航空

ユナイテッド航空はシカゴ、ロサンゼルス、ニュヨーク(ニューアーク)、ワシントンD.C.に就航。

シカゴ(成田から移管)

UA882 HND17:45→ORD15:55

UA883 ORD12:45→HND15:55(+1)

機材:B777-200ER

ロサンゼルス

UA38 HND18:20→LAX12:25

UA39 LAX12:00→HND15:55(+1)

機材:B787-10

ニューヨーク(ニューアーク)

UA130 HND17:05→EWR17:10

UA131 EWR10:40→HND15:40(+1)

機材:B777-200ER

ワシントンD.C.(成田から移管)

UA804 HND16:00→IAD15:45

UA803 IAD12:30→HND15:30(+1)

機材:B777-200ER

現在はサンフランシスコ線を最新機材B787-10で運行している(2019年冬ダイヤのみ、2020年夏スケジュールより再度B787-9を投入)ユナイテッド航空は成田からの移管路線が2路線。成田を維持しつつ新規路線として就航するのが2路線の半々。シカゴは現在ANAB777-300ERで運行しておりビジネス利用の多い路線でユナイテッド航空ハブ空港の一つであり乗り継ぎ需要が見込める路線。ニューアークとロサンゼルスは増便となり、成田羽田でのダブルでの運行である。機材から見るとロサンゼルス線にB787-10を投入することになっており羽田空港B787-10を撮影できるのは楽しませてくれそうです。ワシントンD.C.ANAと同様に羽田へ移管することとなった。ビジネス利用が中心の路線を都心に近い羽田から運行し、グアムやホノルルなどのリゾート路線は変わらず成田発着となる。ヒューストンは羽田に移して欲しかったかなと。ヒューストン線は他会社も含めて羽田線がないので欲しかった。

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中国国際航空

中国国際航空は北京/首都線を増便する。現在は4便を運行している。

2020年1月現在ダイヤ未確定。決定次第追加します。

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)

ターキッシュエアラインズはイスタンブールに就航する。

TK199 HND20:50→ISL5:20(+1)

TK198 ISL1:40→HND19:25

機材:B777-300ER

昨年海外航空会社発日本の経団連に加盟したターキッシュエアラインズ。昨年より日本路線を強化しており4月からは関空発着路線を復活させ、成田線は羽田新規就航で他会社が現状維持又は減便を決める中、4月より週3便で増便、5月からはさらに週1便追加して週11便の運行となる。機材は昨年より成田線に投入しているB777-300ERで輸送力はANAよりも多い。

SASスカンディナビア航空

スカンディナビア航空はコペンハーゲンに就航する。

SK984 HND11:50→CPH16:10

SK983 CPH14:05→HND7:50(+1)

成田線で運行していたコペンハーゲン線を羽田に移管し、機材はA340-300から新機材A350-900を投入させサービスを向上と大型化によって50席ほど提供座席を増やす。出発時刻到着時刻は東京着のSK984便は少し早くなったが、SK984はほぼ成田の時と時刻は同じ。スカンディナビア航空は通常の航空会社と異なるサービスを提供している航空会社です。運賃はLCC並みに安いですが飲み物は1食目の時以外はコーヒー、紅茶以外は有料となるので利用する際はそこも安さに含まれていることに気をつけてください。ユニークですよね!ただやはりこのことを知らずに予約してがっかりする人も多いようなのでここでも告知しておきました。

(3)SKY TEAM

デルタ航空

デルタ航空は成田空港から撤退し羽田空港のみの路線となる。米系航空会社では最大の発着枠を獲得できたデルタはアトランタデトロイト、シアトル、ポートランド、ホノルルを開設し、現在運行しているロサンゼルス、ミネアポリスと合わせて7都市に路線を持つようになる。以遠権フライトは一部を韓国の仁川に移設するがその他は運行を終了する。

アトランタ

DL296 HND16:45→ATL16:15

DL265 ATL11:45→HND14:30(+1)

機材:B777-200

デトロイト

DL276 HND15:25→DTW14:20

DL275 DTW12:15→HND14:15(+1)

機材:A350-900

シアトル

DL166 HND16:30→SEA9:45

DL167 SEA11:55→HND14:20(+1)

機材:A350-900

ポートランド

DL68 HND18:45→PDX12:00

DL69 PDX14:00→HND16:45(+1)

機材:A330-200

ホノルル

DL180 HND22:00→HNL10:45

DL181 HNL16:00→HND20:00(+1)

機材:B767-300ER

アトランタデルタ航空拠点空港でThe Spilit of Atlantaと機首に入れたB777-200LR(N702DL)を運行しています。それぐらいアトランタには思い入れがあるのです!この便は成田発着時刻と変更はほとんどなし。デトロイト線は旧ノースウェスト航空のハブ空港であって今はノースウェストを継いだデルタ航空ハブ空港である。こちらも乗り継ぎ需要の見込める路線。シアトル線は成田に昨年10月末よりA330-900neoと投入していたが羽田に移管するにあたりA350-900に大型化。撮影的にはまだ機数の少ないA330-900neoが良かった!ANAも開設するがANAよりは出発時刻が早め。ポートランドは両空港の出発時刻を成田の時よりも2時間ほど遅くする。機材は羽田には久しぶりに飛来するA330-200でA330-900neoになることを期待。ホノルル線は利便性が向上する。羽田空港に移管すると19時台から22時に遅くなり、ホノルル発の時刻が午前から午後になりとても利用しやすい時刻に変更となった。エアバス機の多いデルタ航空。日本軽視という声もあるが私はそのようなことはないと思う。デルタ航空は日本の航空会社の加盟していないスカイチームに所属しており日本人の利用は少ないという事情もあり格安な航空券も多いのが特徴。ノースウェストから続いてきた成田ハブはもう時代遅れであったのはいうまでもない。航空業界全体でアライアンスを利用したコードシェア、さらに同じコードシェアを強化したJVへと変革しており大韓航空デルタ航空は昨年より太平洋路線で行い始めている。そんな中、東京線は日本が最終目的地の人が利用する路線へと変わり最終目的地なら都心に近い羽田の方が良いという結論に至ったものである。確かに路線数、輸送力ではノースウェスト時代よりも減少したが、新機材を投入してサービス向上を図ったり、フルフラットになるビジネスクラス座席デルタ・ワン スイートを積極的に日本路線を投入している点を見ても日本路線を軽視しているという印象は私は全くなくむしろ日本路線は重要視しているものだと考える。

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中国東方航空

中国東方航空は北京の新空港である大興に就航する。

MU790 HND17:40→PKX20:30

MU789 PKX11:30→HND16:10

機材:A350-900

中国東方航空羽田線は上海線のみ(3便/日)だったのが北京線も加わり、しかも機材は羽田初投入となるA350-900。出発時刻も悪くないので撮影しに行きたいですね!

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上海航空

上海航空は現在羽田から上海(浦東)を3便/週、上海(虹橋)を1便/日運行しており、この増便で17便/週へと増便される。

FM896 HND20:00→PVG22:40

FM895 PVG14:30→HND18:30

機材:B787-9

浦東線は羽田発2:30の深夜便を週に3便運行していた(春秋航空が週4便を運行)が、この増便で毎日運行の20:00出発の便が運行されることとなる。機材は新鋭機のB787-9を投入する予定。

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アエロフロートロシア

アエロフロートロシアはモスクワ(シェレメチェボ)に就航する。

SU261 HND12:15→SVO16:05

SU260 SVO19:15→HND10:30(+1)

機材:B777-300ER

こちらはJALANAよりも遅い12時頃の出発。モスクワ出発も遅くモスクワで早めの夕食を食べてから飛行機へという計画も立てれそうな出発時間。シェレメチェボは都心に近くアクセスも良い。機材も近年導入されたばかりのB777-300ERで3クラス(ビジネスクラス・コンフォートクラス/プレミアムエコノミー・エコノミークラス)で運行される。

アリタリア-イタリア航空

アリタリア-イタリア航空はローマに就航する。

AZ793 HND13:35→FCO19:30

AZ792 FCO16:10→HND11:30(+1)

機材:B777-200ER

羽田=ローマ線が運行開始となるアリタリアだが成田線も週3便を維持することが決定した。機材はミラノ線と同じA330-200となるもののイタリアとの路線が増加しておりこちらも期待の新路線。成田で運行していた時刻とほぼ同じ時間での運行だが、ローマ発は1時間ほど遅くなっている。成田に残る週3便は時刻が変更されて9:55に成田発となり、ローマ発は11:00に変更となる。アリタリアの再建案は昨年9月にイタリア国鉄アトランティア(イタリアで高速道路や空港を管理する上場企業)、イタリア財務省デルタ航空をパートナーとして選定。再建が進み安定した運行を望みます。特に期待している路線ですから。ちなみにアリタリアは1機だけB777-300ERを持っていて、数回成田に飛来していますのでこちらの機材も羽田へ飛来してくれることを期待!

(4)アライアンス外の航空会社

ハワイアン航空

ハワイアン航空はホノルル線を増発する。

HA864 HND20:15→HNL8:10

HA863 HNL12:35→HND17:15(+1)

機材:A330-200

現在羽田からホノルルへ週10便、コナヘ週3便運行する羽田発では最大の運行本数を誇るハワイアン航空。この増便でホノルルは週17便となります。ハワイアン航空は2003年に連邦倒産法11章(通称チャプター11)を申請して倒産後しばらく国際線を運行しておらず、2010年の11月に羽田=ホノルル線を就航して日本に再び戻ってきた翼。現在は東京以外でも路線を運行しているハワイといえばこの会社というぐらいに浸透してきている。増便されるのは今まで運行していた便よりも羽田出発時刻が最も早く8時台で羽田到着時刻も最も早い5時台。今まで日が落ちたからしか来なかったハワイアン航空念願の夕刻到着!撮影できます!今年の1月31日にJV事業をJALと始めるために独占禁止法適用除外を再申請した。これが認められれば運賃や運行スケジュールを調整できるためオワフ島以外へのハワイ諸島へアクセスがJAL便を利用してでもしやすくなるのではないか。

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ヴァージンオーストラリア

ヴァージンオーストラリアはブリスベン線を開設する。

VA76 HND21:45→BNE7:45(+1)

VA77 BNE11:40→HND20:00

機材:A330-200

ヴァージンオーストラリアは日本初就航となる。コードシェアとしてシンガポール航空が運行する便に便名をつけていた。ANAとのコードシェアを開始する。初就航が羽田となったヴァージンオーストラリア、多分ほとんどの人が知らないだろうけどどこまで知名度を高められるか注目です!

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中国南方航空

中国南方航空は北京/大興線を開設する。

CZ648 HND15:55→PKX18:55

CZ647 PKX9:30→HND14:25

機材:A330-300

中国南方航空は現在羽田=広州線を1日/2便運行している。新たに北京線を開設する。広州線では現在B777-300ERとB787-9を投入しているが以前投入していたA330-200が羽田に帰ってくる。久しぶりにやって来てくれます!

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インド路線のインド側が決定していないのはエアインディアの経営不振が原因かと考えられる。あくまでも予想だが、エアインディアに振り分けられるものでデリー線であると考えている。

羽田発着の国際路線が大幅に増加しますます変わっていく羽田空港。新しい航空会社を向かい入れ、新しい機材もやって来て、さらに撮影の楽しさも増す羽田空港!3月29日がとても楽しみな筆者なのでした。