787とともに…

航空好きの私が趣味で撮影した写真や航空業界のニュースについて様々考察していきたいと思っています!航空好きの皆さんと楽しめるようなブログを作っていきたいです!

各社運行計画2019〜ANA編〜

 ANAの2019年度の運行計画を分析していきたいと思います。

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⑴国際線

①新規路線

 まずは就航まで1ヶ月を切った羽田-ウィーン線

2月17日〜 羽田-ウィーン デイリー

 ANAがヨーロッパ7番目の就航地となったオーストリアのウィーン中欧東欧地域には日系エアラインでは初となります!ウィーンへは成田-ウィーン間でオーストリア航空が昨年夏ダイヤのみ週5便で復活させていましたが、冬ダイヤでは運休、3月末から週6便、4月末からデイリーで再開予定とのことでしたが、ここに羽田からANAが参入という形に。ANAは初めからウィーンだけでなく乗り継ぎの利用客も狙っているようでホームページにも様々な乗り継ぎ例が掲載されていました。ウィーンは実際乗り継ぎにとても便利な空港で乗り継ぎ時間も短く、同じスターアライアンスのルフトハンザグループの航空会社が色んな都市を結んでいます。ダイヤも羽田の深夜発着枠を有効活用し、ウィーンへは朝着とぶっちゃけオーストリア航空よりも使いやすそうなダイヤ設定。京急でも羽田-ウィーンの航空券が当たるキャンペーンを実施してました!(私、京急沿線に住んでるので電車でたまたま見かけました 笑)

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↑ウィーン就航するB787-9

ダイヤ

NH205 羽田発 1:55 ウィーン着 6:00

NH206 ウィーン発 11:50 羽田着 6:55(+1)

機材 B787-9

 9月1日から 成田-パース デイリー

スターアライアンスの弱みでもあるオーストラリア路線でANAでは2番目の就航地となった。2015年からシドニー線を再開。東京-パースはカンタス航空が2011年に運休してから4年ぶりの直行便再開となる。オーストラリアとはEPAが結ばれこれから様々な面で関係が強くなるところでのオーストラリアへの2路線目、私にはとっても魅力的な路線ではあるが、ちょっと心配もしています。それは、日本ではパースという都市名を知らない人が多いこと、 ANA知名度がオーストラリアでは低いことです。ただB787-8でな就航ということで様々な新路線をする開発してきた787がまた新たな需要をする引き起こしてくれることでしょう!ちなみに僕はパース近郊にあるピナクルスに行ってみたいです!

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↑パースに就航するB787-8

ダイヤ

NH881 成田発 11:10 パース着 20:15

NH882 パース発 21:45 成田着 8:25(+1)

 冬ダイヤから 成田-チェンナイ

 ANAインド3都市目となるチェンナイへ冬ダイヤから就航!すごいスピードで経済成長しているインドへの直行便となります。南インドへの直行便は初となります。ただこれはちょっと雲行きが怪しいかもしれません…。このブログのJAL編でも少し触れていますがJALがIT産業で発展して続けているバンガロールへの就航を決定しており、ANAのホームページ上に記載してあるバンガロールからの需要を取り込むのは少々厳しいかもしれません。また、南インドから日本への唯一の直行便となるのが約半年間だけという点懸念事項ではあるかもしれないですね。ダイヤなどは後日発表予定とありますが、僕の予想では、デイリー運行でB787-8での運行だと思います。長期的に見ればインドはこれからですので長い目で見ていく必要がありそうですね。

②再開・増便

3月31日から 中部-上海(浦東) 再開

3月31日から 成田-成都 デイリー化

787エンジン問題で運休していた中部-上海と減便していた成田-成都を予定通り元に戻す。

③機材変更

成田-ホノルル線 5月24日から順次B787-9→A380へ機材変更3機の納入の終わる8月1日からはA380B777-300ERで運行予定。通年に渡りファーストクラスが設定!世界最大の旅客機A380を導入がついに今年の5月からともうすぐですね!ただ発着が成田なので撮影できるのはいつになることか…(模型はポチってましたが…)。ファーストクラスに乗ってみたいです!予定が取れないのでまだ先にはなりそうですけどいつか乗りたいです! ANAがリゾート路線についに本腰を入れ始めたので今後どう路線を展開していくのかとても楽しみですね!

当初は国内線に導入予定だったB787-10は東南アジア線、4月26日より成田-シンガポール線と7月1日より成田-バンコク線に順次導入。これで羽田にはしばらく-10が来ないことが決定…。これもいつ撮影できるか…。今後追加導入されることを期待してるのですが、どうなんでしょう?

⑵国内線

①増便・再開

羽田-石垣、羽田-沖縄、羽田-広島、伊丹-石垣、関西-札幌、中部-福岡、福岡-宮古で需要に応じてて期間限定で増便。また、空飛ぶウミガメへの接続需要取り込みのために中部-成田で1往復増便。

国内線に関しては JALほど大きな変化はないようで、ただギリギリの機材繰りは今年も続きそうですね。

⑶貨物

①新規路線

7月2日〜8月25日 成田-関空・上海-成田 6片道/週と10月27日から 成田-シカゴ 調整中

本年度は大型の貨物機B777-Fが導入され、大きな航空機部品や小さなリチウムバッテリーなどの輸送を担い、北米とアジアの貨物輸送の強化していくとのこと。日本の航空会社が大好きなトリプルセブンの貨物型は国内初導入!貨物機というとやはりまだジャンボ機や3発のMD11がいてとても面白いですよね。この777Fは2機しか導入されないのでなかなかのレアものになりそうです。

②機種変更

8月26日〜 成田-上海 B767-300F→B777F/B767-300F デイリー

成田発月曜日以外はB777F

③減便

7月2日〜8月25日 成田-上海 デイリー→1便/週

④運休

3月31日〜 羽田-佐賀 5便/週→0便/週

 ANAは今年は新機材のオンパレード、ホノルル線のA380、東南アジア路線向けの超長胴型のB787-10、貨物機のB777Fと日本の航空会社初導入の機材が3機種も導入予定と。 また国際線では、ウィーン、パース、チェンナイと空白地帯へどんどんと自社便で補っていこうといています。20年度までにはモスクワ、ウラジオストクへの就航を計画しているとの報道も。 JALが猛追してきている近年、 ANAが国内1位の航空会社を守るため、様々な路線を開設し、強化して JALの牙城を崩そうとしている攻めの姿勢、まだまだ楽しませてくれそうです!

参考文献

2019年度 ANAグループ航空輸送事業計画を策定

https://www.ana.co.jp/group/pr/201901/20190123.html

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DREAMLINER787 @B787_JA801A